二等兵物語 死んだら神様の巻
剧情简介
昭和十八年、理髪師古山源吉とタイコモチ柳一太郎は、半島人の金山、高利貸の大久保、サラリーマンの今井、チビの大工西村、漁師の井上、ドサ回りの役者松村等と、山根中隊に召集をうけた。この隊は三カ月の教育で、外地へ出る予定だった。要領の悪い古山と柳は、入隊早々炊事係上等兵小川に背中を流させ、それがもとで教育係藤田上等兵からマークされる。それに反し山根中隊長の妾の弟坪内や、ごますりの今井は何かにつけて優遇されている。苛酷な訓練の日々、金山は汲取りにかこつけて営内に入った娘のちか子と会うが、危険思想の持ち主とマークされる彼は、折角子供のもって来た魔除け人形も没収される始末。しかし、威張る藤田上等兵、難波班長も南方帰りの佐々木上等兵には頭が上らない。二等兵一同も上等兵から戦場の恐怖を知らされて青くなる。大演習の日、点数かせぎの班長は、古山をわざと倒れさせ、「自分は... (展开全部)
昭和十八年、理髪師古山源吉とタイコモチ柳一太郎は、半島人の金山、高利貸の大久保、サラリーマンの今井、チビの大工西村、漁師の井上、ドサ回りの役者松村等と、山根中隊に召集をうけた。この隊は三カ月の教育で、外地へ出る予定だった。要領の悪い古山と柳は、入隊早々炊事係上等兵小川に背中を流させ、それがもとで教育係藤田上等兵からマークされる。それに反し山根中隊長の妾の弟坪内や、ごますりの今井は何かにつけて優遇されている。苛酷な訓練の日々、金山は汲取りにかこつけて営内に入った娘のちか子と会うが、危険思想の持ち主とマークされる彼は、折角子供のもって来た魔除け人形も没収される始末。しかし、威張る藤田上等兵、難波班長も南方帰りの佐々木上等兵には頭が上らない。二等兵一同も上等兵から戦場の恐怖を知らされて青くなる。大演習の日、点数かせぎの班長は、古山をわざと倒れさせ、「自分は死んでも行軍を続けます」と芝居させる。一度は副官にほめられたものの、正直な彼はすべてを告白、副官はその真情に感心して自分の頭を刈ってくれと頼む。そのうち、古山と柳は隊長や野見山准尉が、御用商人飯田と結託して、軍の物資を横流ししている事実をつかんだ。隊長は二人に、だまっていればお前達を内地残留にしてやると言う。